「Shochu」を世界へ伝えるために。

麦焼酎を世界へ


アメリカ、韓国、台湾、シンガポール、オーストラリア、ドイツ、フランス、イタリア。
これまで取引のあった多様な国々。
様々な人の助けを借りて、重家酒造の焼酎は少しずつ、世界へはばたいている。

ただ、「Sake=日本酒」は認知度が上がってきたもの、「焼酎」はまだまだ知られていないのが現状である。
そもそも海外、主にヨーロッパでは、ウイスキーのような蒸留酒は「食後の酒」という扱いだ。
蒸留酒である焼酎もまたそういう扱いになりがちであり、「日本酒と寿司」というような、料理とのペアリングで魅力をアピールすることが難しい。

しかし、食後に飲むことだけが、焼酎の魅力ではない。
ストレート、ロック、水割り、お湯割り、ソーダ割りなど、多様な飲み方が選べ、脂やグリル、シーフードとも無理なく寄り添う。
水割りは初心者にも飲みやすく、お湯割りは香りを引き立て、ロックはダイレクトに楽しめる。お茶やフルーツジュースで割ることも可能だ。
この多様なアレンジ性に、魅力がないわけがない。
そして、何より、400年以上前に壱岐に伝わってからというもの、たくさんの作り手によって洗練されてきた歴史が、焼酎にはあるのだ。

「焼酎を飲むこと」、それはそのまま文化だ。
新しい文化を受け入れてもらうためには、小さな「そこに焼酎を置く理由」を、ゆっくりと、確実に積み上げてゆくことが、大切なことのように思う。

その土地の水と焼酎を混ぜるように、文化を丸くまとめて味わう面白さと難しさ。
もちろん、やりがいは感じる。
しかし、それは重家酒造一社ではとてもできないことだとも。
同じように世界を目指す作り手たちと共にそれが成せれば、その一端になれればと、日々思っている。

11月1日は本格焼酎の日。


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